と、言われたら、みなさんは書けますか?
これは「聴いたメロディー(和音)を書きとる」という内容です。
私の記憶が正しければ・・・私の場合、入学後も「ソルフェージュ」という授業でやり続けていました。
レッスンで、それなりの難しい曲を演奏している生徒も「聴音」は聴きとれても、それを正確に書き写すのは慣れるまで時間が必要となります。
でも「書く」という事が出来ると、楽譜の見え方がまた、違ってきます。
「パッと見た時の理解度が深く、早い」感じでしょうか?
小学校では「創作(あらかじめ出された文章・詩にメロディーを付ける)」というのが応募スタイルであります。
私が小学生の頃も経験があって、特設合唱部の1つ上の学年の子が入賞して(多分、いいやつ)それをみんなで歌って発表した事があります。いまだに、サビから最後まで歌えます(笑)
私も出したかな?
私は「音もちゃんと読めていたか微妙で、リズムは読めていない子」でしたので、どうやって出したんでしょうね、うっすら「書き方が違う!」と小学校の先生に指摘された気がします。
小学校の創作は今は、ほとんどが自由参加なんでしょうか。
生徒が「この創作に応募したい」と言ってきました。
「まずは、鼻歌で何の制限も付けずに、言葉にメロディーをつけてみて、メロディーが固まってきたら、音にして音の名前(ドレミ)でメモしてきて次のレッスンに持ってきて」
次の週、生徒は言われたとおりにしてきました。
それを楽譜に起こす作業だけ一緒に進めました。
とはいえ、生徒は、拍子を取りながら、1拍目は音が1つしかないから四分音符、2拍目は2つあるから八分音符でと書き進めました。
私は、横で確認しているだけ。
普段のレッスンの成果が形になって見えていて、ただただ感心。
もう、プロの作曲家みたい!!
実際、声に出して歌いにくい所(現実的に歌えない)を変えるアドバイスをしただけで、ほぼ生徒が一人でやりきりました。
今週、創作で「奨励賞」を受賞したという生徒からの報告をもらいました。
あの経験は、生徒が持つ音楽の世界観をさらに広げたと思います。