おじいちゃんに会えましたか?
こんばんは!!喜多方市塩川町で、ぴありな音楽教室を主宰しています、鈴木です。
発表会が終わったら、行きたい所がありました。
それは、1年前、他界した元生徒さんのお宅。
もうすぐ、あの悲しい出来事から1年が経とうとしています。
いまだに、ふとした瞬間に、あなたの事を思い出します。
毎日といっても過言じゃな位。
私でさえ、こんな感じだから、ご家族のみなさんの心情を思うと苦しくなります。
1年前のあの日からしばらくは、レッスンをいていない時間は、ずっと泣いていたと思います。
告別式の時なんか家を出る時から号泣で、会場に着いてからも号泣、バックの中は、鼻をかんだティッシュの山。
一番後ろに座っていた私。
きっと、私の隣に座っていた人は、終始、号泣している私を見て「故人とどういう関係だ???」って思ったでしょうね。
「○○が亡くなりました、今日、○○に会いに来てくれますか?」
あの日の事は、きっと、一生忘れません。
今でも、私の心情、その時の風景、空気感、今もありありと思いだせる位だから。
今、思えば、買い物中だった私が、駐車場に止めた瞬間に電話が鳴った事。
時間指定で受け取る事になっていた荷物、あなたに会いに行くために、家を留守にする事になってしまって、宅配の方に申し訳なく思いつつ車を走らせると、きっと、これから我が家に来るであろう宅配の車を見つけ、配達を翌日にしてもらえた事。
あなたの仕業でしょう。
偶然かと思ったけど、ありゃ違うね。
「『夏に帰ってきた時に先生(私)に会いたいって言っていたけど、発表会前で忙しいだろうから悪い』そう言って、連絡をしなかった」
と、ご家族に聞かされました。
そのやさしさ、らしいね。
生徒にとって私は、10年以上もレッスンをしていれば家族の次に長く関わる大人です。
そして、教室を離れた後も連絡がとれる生徒は、ほんの数人。
卒業した生徒が、発表会に来てくれるなんて、本当に嬉しい事。
あなたの姿を発表会会場で見つけて、嬉しくって翌日、一緒にランチしましたね。
いっぱい話しました。
あの時、言ったでしょ「今度は、あなたが、私におごる番だからね」って。
その日が来るのを本当に本当に心待ちにしていました。
乗車時間に間に合うように、県外に住むあなたを隣に乗せて送っていたあれが最後になっちゃいました。
大好きなあなたがいなくなって、色々、思いました。
日々、比較してしまったり、自分を責めたり、イヤな事もいっぱいあるけど「生きる」それが、どんなにスゴイ事か・・・素晴らしい事か・・・
そして「会いたい人に会いに行く」「やりたい事をする」周り・相手を思うがあまり、行動に移せない私にとって考えさせられました。
あなたの家では、途中からお父さんも加わって、気付いたら、2時間地元ネタで盛り上がりました。
帰る時「あなたの思い出話も何も出ないで、怒っているかな?」って言ったら、お母さんが、
「一緒に喜んでますよ」
って言ってくださいました。
帰り際、とんでもない位のお土産をもらいました。
家で採れたやつだからって・・・(じゃないのも、あったけど)
発表会で苦しかった時「話し聞いてほしいな」なんて、何度も思いました。
そうそう、あっちで、おじいちゃんに会えましたか?
「こっちに来るのは早いぞ!!」
ってきっと、叱られたでしょ、でも、やさしいおじいちゃんだから、許してもらえたよね。
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