今回の発表会でト長調、すなわち「ソラシドレ」のポジションの曲を弾く生徒がいました。
この生徒たちは「ドレミファソ」の音域は読めても「ソラシドレ」は読めません。
さぁ、どうするか・・・
曲のレベルで考えれば、生徒は弾ける。
課題は、読譜だけ。
考えたのは、学習していない音域は読ませず、元の楽譜を全て読める範囲のハ長調の「ドレミファソ」のポジションで楽譜を作り変えました。
そして、完全に弾けたところで、本来の高さのト長調で(5つ音を上げて)弾かせようと思いました。
「移調」っていうやつです。
今回、この作戦で取り組んだのは2曲。
うち1曲は、連弾。
最初の1回目から上手くはいってペアでしたが、
「手をソラシドレの場所に置いて、もう1度弾いてみてくれる?」
と移調して弾かせました。
小学1年生と小学3年生コンビ。
なんて、頭が、耳が柔らかいんでしょう!!
見えているのはハ長調、弾いている、聴こえているのはト長調。
私は時々、混乱するのですが、二人にはその様子は見られず・・・
そして、昨日、もう一人、ハ長調の楽譜をト長調に移調して弾いた生徒がいました。
(連弾の方では上手くいったけど、こちらはどうか?)
とハラハラしながら、ソのポジションでチャレンジた生徒がいましたが・・・
なんなく、弾き終えました。
「ドのポジションで弾くのと、ソのポジションで弾くのでは、曲は同じでも雰囲気が違うね」
に対しても、ソのポジションの方が響きが良いとの事でした。
何の調で弾くかによって、感じ方は変わるから。
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