5~6年位前の検診で「親知らず抜きましょう」大きい病院で処置していただけるよう、紹介状を書いていただきました。
「歯を抜く」恐怖に支配されていた私は、悪い情報ばかり吸収していました。
・・・で、その紹介状は、引き出しの奥にしまい込み、結果、抜きませんでした。
そして、昨年の歯科検診で説得されました。
まだ痛くないのに、痛い目に合うのはイヤなので・・・やらない方向でいたのです。
でも「痛くなった時の痛みは、半端ない」という言葉に心が動きました。
「痛い上に、さらに、痛い目に合う」
考えただけでも、恐ろしい。
紹介状を書いていただいた大きい病院の口腔外科には、元生徒が働いている事は知っていました。
でも元生徒が働き始めてから、何年も過ぎています。
昨年12月、意を決して向かった病院。
(いるかな・・・いないのかな?)
診察室に入った時、彼女がいました!後ろ姿でわかりました。
でも、ここは病院。
声をかけることはやめました。
でも、帰り際「お大事に」とドアを開けてくれたのが彼女でした。
「○○ちゃん」
「あっ、先生」
それだけ。
そして、今日、いよいよ決行。
「先生、がんばってください」
って声をかけられました。
今の麻酔ってすごいですね。すごい力で先生が引っこ抜いても、痛くありませんでした。(でも麻酔の効いていない今は、ズキズキします)
元生徒の彼女は、何があったわけでもないのでしょうけど、人と関わるより、一人の方が気楽」っていう子でした。
多分、やさしさの上での事かと思います。
高校二年生の終わり?三年生の始まり?その時期になっても、進路が決まらなかった中、当時、通っていた、歯科矯正がきっかけで進む方向が決まりました。
器用な生き方は出来ないかもしれないけど、一途な子でした。
(同じクラスにいたら、私と仲良しなんだろうな)って感じていた事、このブログを書きながら思い出しました。
あなたの「先生、がんばってください」の力は大きかったです。
ありがとう。
がんばった自分へのご褒美に、コンビニで、イチゴのフルーツサンド買いました。
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