練習楽器としての電子ピアノについて調べてきました
こんばんは!!喜多方市塩川町で、ぴありな音楽教室を主宰しています、鈴木です。
日頃、レッスンをしている中で、電子ピアノでは表現・技術に限界が出てくるのは実感としてあります。
私がピアノを指導し始めた頃は、電子ピアノで練習している生徒は少数でした。
今では、楽器の所有率を見れば、比率は電子ピアノの方が上回っています。
正直に言います。
私は、電子ピアノに対して、あまり良い感情は持っていませんでした。
「いませんでした」と、過去形で書いているから今は、良い感情に変わった?といえば、今も、良い感情は持てません。
「受け入れた(受け入れざるおえない)ならば、向き合おう」
って感じです。
先日、実際、楽器店に足を運び、電子ピアノを見てきました。
先日、ZOOMにて全国のピアノの先生方と「ピアノと電子ピアノの違いについて」語り合う機会をいただけたのは大きかったです。
楽器店は、このZOOMの座談会の中で紹介されていました。
電子ピアノを担当の方には「ピアノ指導者である事」を伝えた上で、
「私を、ピアノ購入する保護者だとして説明していただけますか?」
電子ピアノを製造しているメーカーごとの音色の違いなどを説明していただけましたが、
「きっと、音色の違いを言われても、はじめてピアノを買われる方には、みんな同じ音にしか聴こえないと思います、きっと、欲しい情報はその辺ではないと思います」
その後も、鍵盤の素材、スピーカーなど説明を受けながら弾いてきました。
ここからは、私の個人的な考えです。
子どもの学習用として考えているのであれば、電子ピアノは20万円台以上の物が良いと思います。10万円台の物は、子どもの技術が上がれば、表現しきれなくなります。
また、鍵盤の重さ・素材も出来るだけ、木製鍵盤など、本物に近いものが良いかと思います。
座談会でも話しに出ましたが、10万円台は大人用です。イベントにも使えるように持ち運びに便利だったりと、重量など、そういった構造を重視しています。
私の家の電子ピアノもイベントとしても使えるように「必要最低限の機能・軽さ」を第一優先に購入しました。
電子ピアノ20万円以上~としたら、中古のピアノも、少し上乗せしたら購入出来るかもです。
だから、学習者用に電子ピアノを購入するのであれば、それ相当の価格はするものなので「電子ピアノ=アコスティックピアノと違って安いもの」の考えは捨てるべきの言葉が理解できました。
それに、電子ピアノは電化製品なので、壊れたら「おしまい」か、修理代が高くつくことも承知していなくてはいけません。
ちなみに、厳しい言いかたですが、10万円以下(1ケタ台)の電子ピアノは、土俵にも乗らない感じです。
子供さんが習われる時に一番気にされるのが
「いつまで、続くかわからない」
これがリアルな意見だと思います。
でも、長く続いて、結果的に買い直しが必要になった「こんな事なら、最初から」という意見も少なくはありません、私の経験上もあります。
座談会でも「楽器選びを失敗した」という保護者からの声も多いと聞きました。
逆の立場で考えれば、高価な買い物です、躊躇される気持ち本当に理解しています。
ついつい「ですよね・・・」って、
ただ、こちらは指導する側で、立場が違うわけだから、きちんと伝える事は役割として必要なのではないかと思います。
最後に、座談会、そして、ミュージックキーの岩瀬先生も言われていた事を書きます。
「この子は、いつまで続くかわからないから、○○円の電子ピアノ」
と、
「ピアノを応援する気持ちはある、でも、今の我が家では○○円が精一杯の価格」
では、同じ金額、同じピアノでも価値は違います。(例えば○○の所に、10万円って入れてみる。)
そして、それは子供さんにも伝わるし、大人の意識にも大きく影響します。
定期的に、電子ピアノを見ていこうと思います。
今回、店員さんには、ていねいに、誠実に対応していただきました。
電子ピアノを購入する時、店員さんがみんな、これ位、知識と寄りそう気持ちがあればいいのに・・・って思いました。
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