確定申告、済ませました。
数字の『にらめっこ』も、『事務作業』も、好きです。
こんばんは!!喜多方市塩川町で音楽教室を主宰しています、鈴木です。
昨日、来た生徒さん。
「先生、今回は、伴奏の練習ばっかりしていて、全然、レッスンの曲、やれませんでした」
って、レッスン始まり、開口一番に言うもんだから、
「ん?先週は、回数調整で、レッスン休みで、しかも、インフルエンザで学校にも行ってなかったでしょ(出席停止とはいえ、意外と元気だった)いっぱい、練習する時間が、あったんじゃないの?」
「はい、やりました(伴奏)、でも、全然弾けないんです」
~ここまでの経緯~
この生徒は、本来、伴奏者ではありませんでした。それが、本来弾くはずだった生徒さんでがムリという事で、2月に急きょ決まりました、ちなみに、伴奏は、長く、難しめです。
「ひとまず、最後の所、弾いて聴かせて、」
演奏を聴いて感じた事を言葉を選びながらも、生徒に伝えました。
「2つ、原因が考えられる、1つは、実力の問題、そして、もう1つは、あなた自身が、もう無理かもしれない、出来ないかもしれないと、思いながら弾いてしまっている事」
弾けていない事に対し、どんどん、気持ちが内側に向き始めている事が、理解出来たので、
「(学校側には失礼だけど)この伴奏をわずか、2カ月足らずで弾くこと自体、ムリのある事、それに、あなたが、学校の先生に演奏で質問をしても、『誰もわからない』(←ちょっぴり無責任かと)と、いうのも、どうかと思う。
その中で、あなたなりに、練習してきたし、何より、この役目をよく引き受けたと思う。
出来なかったらどうしよう、間違えたらどうしよう、と自分を責めるのはかわいそうだと思うよ」
この後、
「とはいえ、引き受けた以上は、やるしかないし、学校のものに関しては、ピアノの先生は、(節度のある範囲で←大切)協力はする」
そして、始まった、伴奏指導は、厳しめの口調で、あえてレッスンをしました。(ていうか、レッスンに来た時は、気が抜けちゃっていた感があったので、入れ直しました)
本人も、レッスンを終えた後、出口の見えないトンネルから、少し、出口が見えたみたいで、良かったです。
だって、
「出来そうな気がしてきた」
って言ってくれたし、彼女の中に、気がちゃんと入ったみたいです。
最後に、NLPでいう「ポジショニングチェンジ」しました。
「ねぇ、イスから立ってみて、今から、あなたは、○○ちゃんの演奏を聴く、全くの他人になってくれる?
(立って、彼女は、さっきまで座っていたイスを眺めています、客観視している感じ)
目の前のイスにはね、ピンチヒッターで、引き受ける事になった伴奏を、一生懸命、練習して弾いてくれた○○ちゃんが(←この生徒)います、
でも、まだ、弾けていない所、間違えている所はあります。○○ちゃんが弾き終えた演奏を聴いて、どう感じる?」
「よく、頑張ったな、って思います」
「だよね、なのに『間違えてるじゃない!!』『間にあわなかったらどうするの?』なんて、この子に声掛けしたら、かわいそうだよね・・・だから、そんな風に思って、練習するのはやめようね」
多分、その時かな、生徒の目の中が、光ってきたから、冗談っぽく、話を切り替えたけど、自分という人間をこうして、客観視した事で、頑張った自分を認める事も出来たし、思いつめる事もなくなったんじゃないかな?って思いました。
今回の事も、良い思い出に、そして、成長の1つとなってくれたら、と願っています。