期待値の振り幅を振り切る生徒
こんばんは!!喜多方市塩川町で、ぴありな音楽教室を主宰しています、鈴木です。
常にレッスンでは、生徒の少し先の未来を考えています。
「次に演奏する曲は何にしよう?で、その後は?次のテキストは何にしよう?」
「出来ていない要素を補うにはどうしたらいい?」
「最近、気持ちが不安定な感じがするから、注意深く見守ろう」
そんな事を考えながら、指導案を書きます。
もちろん、未来は思い通りじゃない事も多く、軌道修正も常に必要です。
何度も、軌道修正をさせられる生徒がいます。
それも「良い意味の」軌道修正です。
例えば、新しいテキストを受取ると、全曲弾いてきます。
そう、私の期待以上の事をしてきます。
もちろん、これは私の指示ではありません、今は、テキストも進み、楽曲も難しくなって「全曲自力」とはいかないようですが、きっと今でも、お家では全曲チャレンジはしていると思います。
曲は弾けたら○(合格)ではありません。
極端にいえば、弾く事は、その気になれば独学でも出来るでしょ。
音楽教室に通ってピアノを習いに来ているのだから、独学では気付けない部分「テクニック・表現・アナリーゼ(分析)」を伝える役割が私にはあると思っています。
だから、この生徒さんの場合も、ドンドン弾いてきてくれるけど、ていねいに曲を見ていくと、あっという間にレッスン時間が過ぎていきます。
むしろ、弾いてきてくれた(用意してくれた)楽曲全てをレッスン時間内に見てあげられていません。
この生徒さんの指導案を考える時は、
「どの順番で進めたら、曲がいっぱい見て上げられるか?」
「今日のレッスンで全曲仕上がる可能性が大だから、その場合は?」
先の先の先位まで考えるから、頭の中が、小さなピースのパズルを組立てるみたいになります。
「その1分があれば、何が出来るか」って感じです。
先日、最高にカッコよく弾けたサンサーンス作曲の「ライオンの行進」
この曲も、少し自力で弾いていました。
手直しをした後、調べる課題を出しました。
「この曲は『動物の謝肉祭』の中の1曲で、サンサーンスが友達のために作曲して(略)他に、どんな動物が出てくるか調べてね」
※昔、教室の発表会で「動物の謝肉祭」全曲を、教室生徒全員で行った際、この曲について調べたので、あれこれ語ってしまいます。
そして翌週のレッスン、またもや、生徒は期待を良い意味で裏切りました。
私は「他に○○とかいた」と答えてくれる事を思っていたのに・・・
ここまで、調べるのか・・・
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